頑張って描き上げたイラストがついに完成!…でも改めて見直すとなんだか印象が薄くて画面映えがしない…。今回はそんな時に数秒で雰囲気をチェンジできる、簡単なエフェクトのかけ方をまとめてみました。
ここにあるものを組み合わせたりアレンジしたり、カメラアプリのフィルター感覚でぜひ実際に使ってみて下さい!
▼目次
1. トーンカーブを弄る
2. 太陽光を入れる
3. 全体にカラーオーバーレイをかける
4. エアリー感を作る
5. 全体を暗くし、中央に明るい色を置く
6. まとめ
それではこちらの絵を元にエフェクトをかけていきます。
1. トーンカーブを弄る
トーンカーブを弄ることで全体の雰囲気を調整することができます。絵を統合することになるので事前に別ファイルに保存すると良いでしょう。
波形は色々試すと面白い結果になったりしますが、今回は簡単にコントラストを上げる、下げるだけの波形をご紹介します。
こちらはコントラストを上げる波形です。全体の印象がはっきりします。やりすぎると薄い色が飛んでしまうため注意しましょう!
こちらはコントラストを下げる波形です。優しい雰囲気にしたい時にオススメです。あくまでぼんやりした印象になりすぎないように!
2. 太陽光を入れる
光が当たる部分に薄い黄色をオーバーレイでぼかしながら入れると、簡単に太陽光のような明るい光を表現することができます。
基本的には太陽光は斜め上から当たるということを意識して、全体のメリハリを見ながら入れていきましょう。
3. 全体にカラーオーバーレイをかける
色のついたオーバーレイレイヤーを一番上に作ることで、簡単に雰囲気を変えることができます。青やブラウンを入れるとまた違った雰囲気の絵になります。背景と馴染ませる際にも使えるテクニックです。
4. エアリー感を作る
奥にあるものに薄い水色を入れることによって空気の層を作る、最近流行りのテクニックです。遠近感やエアリー感を簡単に表現することができます。
5. 全体を暗くし、中央に明るい色を置く
乗算レイヤー等で全体を暗くしてから、発光レイヤーで中心を明るくすることで、印象的な絵作りをすることができます。全体が明るくなりすぎた時にガラッと印象を変えることができます。
6. まとめ
あくまで元の絵を壊し過ぎない程度に、光や空気を感じられるようなハッと目を惹く画面作りを目指すと良いでしょう。コツは定期的に画像を小さくして全体を見ること!作品全体の雰囲気やバランスをしっかり掴んでください。
著・画 安田昴
フリーランスのイラストレーター。ソーシャルゲームの絵などを描きながらこちらで記事を書かせていただいてます。
CGデザイナーの経験あり。何かありましたらこちらにお願いします
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